サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

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『タカラヅカスペシャル2011 〜明日に架ける夢〜』中継レポート 前編

はーい、いつもの(?)置き去りブログです!

でも、自分の記憶のために・・・・
星子さんのために・・・(←勝手に)
レポートを残しておきたいので書いちゃいます!
宜しくお願いします。

タカラヅカスペシャル2011 〜明日に架ける夢〜』
12月19日16時の回(千秋楽)、
TOHOシネマズ六本木ヒルズでの
舞台中継を観て来ました!

きりやん(霧矢大夢)のトップさんとしての最初で最後のタカラヅカスペシャル。
現地で見たかったですが、一般前売りはもちろん、電話が繋がった時点(開始から15分・・・)ですでに完売、
ヤフオクでもチケットは跳ね上がり、諦めました。

で、初めて舞台中継たるものを映画館に見に行きました!
最後列の一番はじっこでしたが
スクリーンが大きいので十分楽しめました!
覚えている限り&印象に残ったことを
書いていきたいと思います。
(パンフレットがないので、場面はよくわかりません)

舞台はセンターに低い階段、
オンステージでオーケストラ、
階段上手側に指揮の佐々田愛一郎氏がいらっしゃいます。

第1幕

☆プロローグ

トップさん三組のデュエットダンスから。
ちょっと珍しい始まり。
下手から、月、星、花。
トップさんは白スパン燕尾にアクセントカラーが入っていたのですが、
このシーンも後半のソロのお衣装も、なぜかきりやんはピンク。
かわいいからいいけど

コンビ3組とも、個性的で面白い!
特にこの3人の男役がダンサーだけあって、
張り合ってるわけじゃないけど、「遠慮なし!」「私は私なりに踊ります」みたいなかんじが
すごく良かったです。

というか、なんか、濃い!笑
きりやん、ちえちゃん(柚希礼音)、らんとむさん(蘭寿とむ)って、とにかく濃い!
でもその中でもきりやんは洗練されていて美しくて・・・
早くもちょっと泣けてきてしまいました・・・・(ほんと早!)
きりやんがトップさんとして、こうして踊ってる・・・そして、超美しい・・・
歌がなくて静かなプロローグだからこそ、
神聖な感じもして、さっそく浸ってしまいました。

☆その後は轟さん(轟悠)から各組2番手へ歌い継ぎ。
全員出てきて盛り上がり。
轟さんがアニーの『Tomorrow』をソロ→娘役たちと歌って、
ここでまた涙。。。Tomorrowは本当にいい歌だ!

☆トップ3人+轟さんによるMC。
1年どうでしたか?のお題で各自一言。
きりやんからは「充実した1年でした。私事ではありますが、来年卒業を控えまして、この様にスペシャルなみなさまとご一緒出来てうれしい」みたいなご挨拶。
それを受けてらんとむさんも「初舞台から背中を見てきた霧矢さんとご一緒出来てうれしい」
と言ってくれて、こっちも嬉しい〜〜〜
ちえちゃんは、「念願のノバボサノバが出来て」と言っていて、
ちえちゃんの初舞台公演には、
轟さんもきりやんも出てたんだよな〜と感慨深く思いました。

☆各組、1年を主題歌と名場面(?)で振返るコーナー。

雪組編>バウ選抜組
もともと歌コンサートのメンバーなので、
みんな歌が上手くて楽しめました!
センターのまっつさん!(未涼亜希)がとにかく歌がお上手なので
たっぷりまっつさんのソロが聴けるのがとっても幸せ!
メドレーで『黒い瞳』のブガチョフの歌と、ハウトゥサクシード主題歌、ロミジュリの世界の王、でした。
出演メンバーにはちょっとずつソロもあっておいしい
私はコマちゃん(沙央くらま)もきんぐ(連城まこと)も割と好きなので、
とっても楽しめました。
今年雪組公演も1つも観ていない私でもわかるナンバー、ありがとうございます!(笑)

花組編>
未沙のえるさん登場!振返るとファントムの格好。笑
そして「この梅田芸術劇場には怪人ラントムが住むという・・・」というコーナーMC。
梅芸のラントム!笑

まず本役どおりの一花ちゃん(桜一花)がカルロッタで登場。
望海風斗くんのリシャールを引き連れて、梅芸の地下へ・・・という設定。
アドリブでちょっとタメ口をきくリシャールがかわいい
しかし見つけたのは仮面を着けた、佐々田愛一郎氏扮するファントム!爆!
みつるショレ(華形ひかる)がラントムからの手紙が・・・と月野姫花&実咲凛音と話している。
娘役二人はソレリの格好。(かわいいv)

そしてなぜか、わっかのドレスの大きな貴婦人が二人・笑
鳳真由と瀬戸かずや・・・期待の若手が女装オチか!
ま、笑えましたけど・・・とにかく大きかった・笑

蘭ちゃん(蘭乃はな)は普通にクリスティーヌで出てきて、
ラントムのらんとむさん・笑はファントムの歌を歌って登場。
ラントムはいきなり仮面を取って
クリスティーヌは「ぎゃーーー!」と叫んで気絶・笑

壮さん(壮一帆)はヴィムの格好で出てきて
ラントムが「キャリエール・・・」
ヴィム「ぎく・・・。」
というやり取りでちょろっと笑わせてもらって(蘭&壮かわいすぎ!)

ラブロー神父(愛音羽麗)と刑事さん(朝夏まなと)登場、
実咲さんがソレリの格好のままアジャーニをやって
バタバタしているうちにラントムが撃たれて(どういう展開?笑)
嘆くクリスティーヌ。(ここは若干ベルバラのパロディ。ロザリーの「オスカルさまーーいーやーー!」ばりの)
そこへ着物姿の子供・あっちゃん(月野)が登場。
着物の子供の登場だけで異質なので、客席笑。
そして泣いているクリスティーヌを励まして、全員で『もう涙とはおさらばさ』を合唱。
後ろに倒れているラントムは完全無視!!笑
でも、倒れているラントムをちゃんと映してくれる中継・笑。
ラントム復活、ル・ポワゾンを歌って終わり、でした。

月組編>
未沙さんが野獣の格好で登場。
アルジェの野獣、ということで、
かつての野獣が人間になって・・・という設定・笑。
きりやんがジュリアンとして登場して、
「俺の名はジュリアン。」と名乗り。
そして、頭2キロ、体5キロ・・・毎日マッサージ・笑と、野獣の衣装がどれだけ重かったかを語る。
それでも主題歌を歌うきりやんがかっこよすぎです!

サビーヌ(まりもちゃん・蒼乃夕妃)、ジャック(龍くん・龍真咲)登場。
ジャックは狐のパペットを持っている。
俺たちを見捨てて、人間になりやがったな、的なお話。(笑)
男役さん達も、みんな鳥のパペットを持って、ジュリアンをいじる。
「今日はマッサージじゃないのか〜?」とか・笑。
そしてサビーヌが一喝!
「みんなやめなさい!この人を誰だと思ってるの!野獣よ!半年前までみんなの面倒を見てくれていた野獣よ!」
で、爆笑。
月組公演を全部見た人には相当面白い展開!)
なぜか「ONE」の主題歌をジュリアンを置き去りにして歌う。

次のシーンではマギーさん(星条海斗)&りっちー(彩星りおん)が、
『バラの国の王子』のベルの姉役の格好で登場。
マギーさんは本役だけどりっちはー違うので
マギーさん「次女の顔が違う!!」と叫ぶ・笑。
そして「最近ベル(=まりも)の腹筋は100個に割れているらしいわよ〜」とまりもいじり。
ベルを野獣から助けてあげましょう、という話になって、
外務大臣のリシャールさんに相談しましょう!」
リシャールはもともとマギーさんの役なので
ここでマギーさんのリシャールの「ポーラ・・・」というかっこつけた台詞があって
二人で騒ぐ、みたいな感じ。

盲目の少女アナベル(花陽みら)登場。
盲目のため、手探りで歩くと、佐々田愛一郎氏の肩に触れてしまう・笑
エスコートする愛一郎氏。もうすっかり出演者。
アンリ(明日海りお)がトラの被り物を手にしているので(『バラの国の王子』のトラ役のね)、
アナベル「アンリ、何故トラを持っているの?」
アンリ「アナベル様、見えているのですか?」
アナベル「・・・見えていないわ・・・」
とやりとり。笑

パリの場面。サビーヌが踊っていて、ジュリアン登場。
ジュリアンが去ろうとするとジャックが引き止める。
ジャック「俺たち少々困ってるんだ。少しばかり金貸してもらえないか」
という様な台詞にサビーヌが
サビーヌ「何言ってるのジャック!!!少しじゃ足りないわ!」
で、舞台上全員ずっこける・笑。
新喜劇。客席爆笑。
ひそかに、きりやんがもりえちゃん(青樹泉)の手を引いて起してあげるのがかわゆい〜
そうそう、もりえちゃんはなぜかショーのキャラ・ブラド伯爵で登場。
すっごく場に不自然でこれも笑える。

サビーヌに詰め寄るジャック、サビーヌ、ジャックが持っていた狐のパペットをポコッと殴り、
ジュリアンのもとへ。
ちょこっとだけ、
きりやん「万姫!」
まりも「秀民さま!チャムガ!」
みたいなシーンもあって、詰め込みすぎ・笑
ジャックの格好なのに、一瞬チャムガの佇まいになる龍くんがステキ!

更にジャックが「お前の野獣時代の話をみんなにしてもいいのかな?」と脅し始めると
サビーヌ、突然ジャックを撃つ!(笑)
ジャック「サビーヌ・・・はやい・・・」

更に、アンリがジュリアンを撃とうとすると、
とつぜん「待って、ルイス・キャロル!」と、アリス(愛希れいか)が止めに入る。

アンリ(ルイス)「アリス?」
後ろから、
アナベル「どうしたのアンリ?」
アンリ「アナベル様」
アリス「ルイス・キャロル!」
アンリ「アリス」
赤の女王「兄上!」
アンリ「???」
と、混乱するみりおちゃん。
アリスとアナベルへとで、ちゃんとキャラを変えているのが面白い〜
(アンリ=好青年、ルイスキャロル=ツンデレ

最後にみんなでDance Romanesqueの主題歌を歌って終わり。
とにかく、まりもちゃんがどっかんどっかん笑いを取っていたのがすごい・笑。
さすがわが組が誇る実力派トップ娘役

星組編>
未沙さんでなく、若手3人のMCからスタート。
ということはもしや・・・?と期待してしまう。
まずは、ドラント・ちえちゃんが登場。主題歌でなく、キザッて踊る!
従者はプルギニョン・・・のはずが、ここは『メイちゃんの執事』から理人さんになったゆずる(紅ゆずる)登場。
もちろん『めぐり会いは再び』の流れの通り、入れ替わることに。

となると、シルビア・ねねちゃん(夢咲ねね)の方の召使は当然メイちゃん(音羽みのり)。
ガッツ(壱城あずさ)は、ねねちゃんのお父さん役でした♪
かわいい・・・
ねねちゃんが女子高生の制服着たら、可愛すぎるんじゃないか?
と思いましたが、案の定。
スタイル良すぎて、ミニスカートがすごい迫力!日本人に見えない・笑。
ある意味、ちゃんと日本人の高校生に見せていたみのりちゃんはすごいと思いました・・・
ねねちゃんも超絶かわいいんですが!

そして、5人の花婿候補達は、
ルーア神父(すずみん・涼紫央)、ソール(ともみん・夢乃聖夏)、オーロ(真風涼帆)、アジス王子(早乙女わかば)。
彼らにはそれぞれ相手役が居て、
ルーア神父にはシスターマーマ、ならぬシスターマーヤ(未沙さん)が登場して大盛り上がり!
待ってました!って感じでしたね。

ソールにはエストレーラ(華雅りりか)、アジス王子には召使のコレット(美弥るりか)がそれぞれ居ます。
そう、つまり美弥ちゃんのところだけ男女逆転なんだけど
美弥ちゃんが美しすぎてあまり女装ネタになってない!笑
だって似合ってるもん〜
なので、低い声で笑いを取っていました〜!

そして・・・オーロには・・・詩織様が!(白華れみ)。
ここはオーロ=真風=忍、ブリーザ=れみちゃん=詩織、で台詞がまざる面白いシーン。
詩織さまが思いっきりやっていて、すごく面白かった!
(これも、両作品見てる人には面白いのですよ〜)

最後は全員そろったところで、
なんと詩織様がドラントとシルビアの正体を明かすという展開!
で、ハッピーエンド!
みんなで「ソル・エ・マル」を歌って陽気に終わり
なんですが、れおん君がずっと理人さんの衣装だったのがちょっと不服!自分の衣装じゃないし、地味じゃないか〜〜!

この後には、轟さんと未沙さんによる『おかしな二人』のコーナーがありました。
そして、轟さん、3番手以下を中心とした歌のシーンにうつっていくのですが、
アメージンググレースのソロを一花ちゃんが歌います。
すっごくかっこいい〜〜〜〜〜〜〜
そして舞台後方のコーラス隊から一人出てきます。
もしや・・・そう、礼真琴さんでした!
すごすぎる〜〜
一花ちゃんと礼くんのデュエット、聴かせてくれました〜!
これだけのメンバーの中で、しかもコーラスメンバーなのに、
ソロを貰う礼くんって・・・!衝撃でした。
でも納得の上手さでした。

その後、轟さんと3番手さんとで歌いついでいくのですが、
3番手さんは
みわっちさん(愛音羽麗)、まっつ、ゆずるん、みりおちゃん。
そう・・・ゆずるんは3番手ですよ、みなさん!!
違うんです!
私、紅ゆずるさん大好きです!
というか、紅5が大好きなんですが・笑!
でも同時に、夢乃聖夏ちゃんも大好きなんです・・・あう・・・う・・・
こういうイベントだと、色々はっきりしちゃいますね。
(もう本公演では既にはっきりしているのかもしれませんが)
にしてもゆずるんは歌が上手になって良かった・・・!頼もしいですね。

楽しくてあっという間の1幕でした。
長すぎますね・・・
つづく!