市民劇団ビオーラ第9回公演『始皇帝』、無事に終了しました。
ビオーラには、前身の西東京市の演劇講座のお手伝いから参加しているので、
もう開始して10年経ったのか〜と思うと、感慨深いです。
毎回、書道をされている岩�アさんが、入り口の看板を書いてくださっています。
かっこいい!
集合写真です。
華やかでしょ〜!!
そんな中で、私は、学者の役。
安定の庶民ですので、こんな感じ。
(あ、でも勉強できる環境だから、お家は貧乏ではない設定になる・・・はず!)
旅をしているので、旅支度をすると、こんな感じです。
こだわりは。。。
長く歩いていて、足元が汚れている〜という風にしたところです。
私は毎年衣装とヘアスタイルのデザインの担当をしています。
今回の衣装は、もともと高垣先生の劇団で持っている衣装で、
作ったものはほとんどありませんでした。
私が着た衣装は、2007年にひなた村劇団で同作品を上演した際に、
私と同じ役をやった方が作ったお衣装とのこと。
もともと長襦袢だったものを改造されたそうなので、
生地の手触りが良くて、とっても好きな衣装でした。
ヘアスタイルについては、始皇帝の時代、秦の時代は、女性の髪形の資料があまりなく、苦労しました。
また、女性は一つに束ねていることが多く、
舞台だと役の違いが出せないので、かなりアレンジしました。
皇なつきさんの漫画を参考にさせて頂いたりもしたり。。。(もちろん全再現はできませんが!)
始皇帝の母役、夏太后を演じた小南さんです〜美しい
髪型は力作です!
もともとはボブくらいの長さですが、頭に色々と盛らせてもらいました!
始皇帝の姉、光姫さま。
かっこいい!
もともとはショートカットの保谷さんを、ヘア担当の真田さんが素敵にしてくださいました!
後ろは私が持っていたネックレス♪
侍女の意侖役、かおるさん。かわゆい〜!!
始皇帝の妃、東宮さま。
美しき横顔
帯はご自身の力作!素晴らしい!!
始皇帝の妃、西宮さま。
真田さんもショートカットなのに、ご自分でやられた髪型すごい!
2007年に、ひなた村劇団で『始皇帝』を上演した時に、
私も西宮をやらせていただいたのですが、
その時に使った髪飾りを使ってくれてうれしかったです!
侍女の秋梅役岩�アさん。お団子かわいい〜
秋梅は頭の切れる女でしたわ〜!
(自分が髪型やお衣装を見るのが好きなので、
沢山載せてしまいました!)
香蘭役の小林さんと♪仲良し!
背景の万里の長城。書いてくださった美術さまに大感謝なのです!
これは私が作った・・・
なんでしょうね。
頭蓋骨の化石(の設定)です。
私が骨の化石を持って、他国を攻め続ける秦の国を憂い、
自分たちもいつ殺されるかもしれない、と思いにふけります。
それを受けて、「どんな人間、皇帝でもいずれは骨になり石となっていく」という香蘭のセリフが
印象に残っています。
ちなみに、これを作るに当たり、
ネットで「頭蓋骨 化石」と検索したのですが、
しばらくネット広告に頭蓋骨の画像が出ていてなんだか微妙でした
始皇帝が行ったことの一つに焚書坑儒というものがあるのですが、
昔ばかりを尊び、始皇帝のやり方を反対する儒学者たちを疎ましく思った始皇帝が、書物を焼いて、儒家を穴に埋めるという・・・
なかなか衝撃の出来事ですが、私の役も最後は生き埋めの結末などだと思うと、
彼女が生きた時代や学者をしていた決意などを、考えてしまうのでした。
『始皇帝』は、
秦の皇帝は、何があって、何を受けて始皇帝になったか、を描いていて
決して大団円ではありませんが、興味深い展開になっていたのではないかと思います。
歴史ものを上演するのは、なかなか難しいのですが、とても面白かったです。
本番は、いろいろハプニングもあって(暗転になった時にはけない人がいたり!セリフ間違いがあったり!ヒヤヒヤ(笑))大変なこともありましたが、なんとか無事に終わったかと思います!
最後に「不老長寿の花いずこ」という歌を全員で歌うのですが、
毎回素敵な歌だなと感じていました。
カーテンコールでは、保谷さんが、先生の追悼公演であることを触れて、
「先生が、よく私たちに行って下さっていたことがありました。”みなさん、よく、セリフを覚えましたね”と。今、先生が天国でそう言ってくださっていると思います。」
と挨拶されて、一同感動でした。
打ち上げ!
公演後のビールは最高!!
舞監をしたとみちゃん、演出・出演をされた小林さん、本当にお疲れ様でした!
みなさん、お疲れ様でした〜!!