サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

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『桜華に舞え/ロマンス!!』を観てきた!(その1)

はい!久しぶりの!誰も待っていない置き去りブログです。。。!
ネタばれしまくってます!
そして、長いので一回では終わりませんでした・・・。
まずは、一回目。


先日、ヅカ仲間かめちゃんと、北翔海莉&妃海風のサヨナラ公演、
宝塚星組公演『桜華に舞え/ロマンス!!』を観てきました。
ほっくんの早すぎる退団公演・・・もっと観ていたかった!!

まず、早々に集合して、かめちゃんから最新月組事情を聞いたりしつつ…
新栗のモンブランなど♪


さ、いよいよ観劇です!

ポスター、勢いがあってかっこいいですね。
もう、宝塚のパンフレットは相当数手放したのですが、
買ってしまいました・・・
だってみちふうのサヨナラポートレートが!が!
(みっちゃんだったりほっくんだったり、混ざってごめんなさい。
私は基本はほっくん呼びしています。)

パンフレットではまず壱城あずさ氏の出演場面を軽くチェック。
桜の木が両サイドに張り出しているステージ。
西南戦争を描いた当時っぽい雰囲気を醸し出しているイラストの、別緞帳もありました。

中村半次郎桐野利秋さんの生涯がどう描かれるのか
楽しみにしながら幕開きです!


まずは、犬養毅暗殺シーンから。
犬養(まおちゃん)が暗殺前に「本当の維新とは・・・」と、
西南戦争時を思い出す、というシーン。
まおちゃんは常に若い犬養役でもちょっとずつ、いろいろなシーンに出ていましたね!

そんな前説?的なシーンが終わった後は
プロローグ!
ほっくん中心にずらっと侍たちが並び主題歌!
かっこいい〜〜!
斎藤先生っぽい〜(笑)
好きです!とにかくかっこいいのが一番です!
侍よ舞え!舞え!というフレーズが頭から離れなくなりますね。
(ちょっとだけ、エルアルコンの様にバックに映像出るかな〜って期待しました)
銀橋上手側に髷姿のあずを見つけて、あ〜なんて麗しいの〜と注目です。

プロローグが終わると、戊辰戦争のシーンへ。
会津衆たちがせり上がってくるのが、とってもかっこいい!
センターに居る人は礼くん?と思ったら違いました。
吹優(ふゆ)役のふうちゃんは、袴に薙刀姿。りりしく、美しいです。

薩摩軍として入城して活躍する半次郎さん。
戦いの中、敵である会津藩士の吹優の父を殺し、
吹優は半次郎さんに刃を向けます。
しかし、爆発があり、半次郎さんは吹優をかばい、左手の指を数本失います。
(※吹優関連のエピソードは全部フィクションですので、
史実を知っている方も気にしないでくださいね)
会津藩旧幕府軍は破れ、会津のお姫様も行方不明に…
生き残った会津藩士、八木(礼くん)は半次郎に復讐を誓います。
(愛奈姫は真彩ちゃん。うまいしかわいいしで、お姫さま役がぴったり!)

時は流れ、時代は明治、処は東京。
まおちゃんの犬養が新聞売り(兼記者?)として、街の人たちと一緒に歌い踊ります。
まおちゃんがセンターで、紹介曲を!(ちょっとハラハラ!大丈夫でした!)
新政府で働いている半次郎さんと幼馴染の衣波(えなみ)隼太郎さん(紅ゆずる、以下、隼太)の再会。
留学していて帰ってきた隼太さんは、「おしゃれな半次郎さんに」と、
香水をお土産に渡します。(「パルファン」って言ってました。)

聞いてはいたけど・・・本当に、鹿児島弁が難解(汗)
かなり聞き取れませんが、ざっくりこんな感じかな?と。
でも、この辺の二人のやり取りは、笑いをさそっていました♪
ほっくんとゆずるの相性ってほんといいな〜!!

そして舞台は変わり、鹿児島で剣の稽古をしている二人…

えっ、また時代さかのぼるの?
こ、これはちょっとわかりづらい…!

二人は江戸へ出る夢を語ったり、幼馴染のヒサ(綺咲ちゃん。圧倒的なかわいさ!)と
隼太と恋仲だったり、ほのぼのしている少年?青年?時代。
西郷さんと出会って、この人についていく!と半次郎さんは決意します。
西郷さんと大久保さんのツーショットがほのぼのしていて、
このシーンが後で効いてきます。
にしても、子犬を抱いて出てくるハッチさんかわいすぎか!と。
そして、さやかさんの出て来ただけでわかる西郷感がすごすぎます!!
あと、みんなに剣術を教えている?てんてんのしっかりしている人感もすごいな・・・

隼太さんとヒサは両想いなのですが、
親同士が決めた縁談で、ヒサは半次郎さんの元へ嫁ぐことに・・・
隼太さんが、半次郎さんとヒサが二人でいるところをこっそり(がっつり)見ているのが
切なくも面白くもありました。

場面が飛ぶ度にナレーションが入るのですが、
半次郎さんのお母さん・スガさんでした。
斎藤先生のあんるちゃんへの信頼感!(私も彼女は好きです!)

西郷さんと一緒に江戸・・・東京へ出た二人。
ここで吹優ちゃん再登場。
実は戊辰戦争の爆発のショックで記憶をなくしていた吹優ちゃん。
半次郎さんを今のお医者さんの場所に預けてくれた恩人、と思っています。
医学の勉強をしつつ、半次郎さんが訪ねてきてくれるのを楽しんでいる様子…。
れんれんはここで登場。いろいろ解説してくれます。
この役がなんで、このお家・政府高官の家にいるのかはよくわからなかったけど(秘書?)、
かわいいので構わない!

その頃、会津から逃げ延びて、東京でくさくさして、ブラブラしている、着流しの礼くん。
馬車に轢かれた母親と泣き叫ぶ子供(太郎)、そして
その二人に冷たく財布を投げ捨てる山縣有朋(あず)を見て、
怒りをあらわにする礼くんですが、近くにいた犬養・まおちゃんに制止されます。
怒りをますます新政府→会津を倒した奴ら→半次郎め!と、恨みを積もらせていきます。
ここは悪く冷たいあずを楽しむシーンです。(えっ)もーすてき。Sっ気が似合っててすてき。
ダークサイドな礼くんもかっこいいです!

一方、西郷派である半次郎さんと、警視隊で大久保さん側の隼太さんと
少しずつ、抗えない溝が出来てしまいます・・・。
ちなみに、ゆずるは制服も似合うしおひげも似合うし、素敵です・・・。

朝鮮派兵を受け入れてもらえなかった西郷さんは新政府に見切りをつけ、九州へ帰ることに。
国を優先して物事を考えている大久保さんと
士族たちのことを考えた西郷さんとの違いがはっきりして、
鹿児島時代の二人を思うと、切なくなります。

かいちゃん・七海ひろきは、ずっと大久保さん側なのですが、
彼も彼なりに譲れない、自分をバカにしてきた人たちへ見返してやる!という想いもあった様です。
後半で知りました・・・。
かいちゃん、長身に制服が似合ってかっこいいこと!

鹿児島に帰る前に、お祭りデートをする半次郎さんと吹優ちゃん。
スカステでふうちゃんが言っていた「優しく半次郎さんが”ん?”っていうシーン」確かに素敵でした!
ほっくんの包容力〜!
吹優ちゃんの気持ちを知るにつれ、「これ以上隠しておけない」と思った半次郎さんは
自分が吹優ちゃんの父親を殺してしまったことを告白します。

どうでもいいですが、「恨みを持っていつか自分が殺す!と付け狙う」「父親を殺したのは実は好きな人」のエピソードは
過去の斎藤作品でおなじみな気が〜
いいんだよ〜いいのよ〜盛り上がればいいのよ〜!(笑)

吹優ちゃんは非常に動揺!
そして鹿児島に帰ってしまう半次郎さん・・・。

でも、その後、「父親を殺したのは確かに半次郎さんだけど、あれは仕方なかった。そうでなければ、半次郎さん自身が殺されていた。吹優の命を助けたのも、半次郎さん。そのせいで指を失った」
と、フォローを入れてくれたのは、れんれん。
れんれん!いい事したね!!

その頃礼くんは・・・街で女郎に身を落とした会津の姫、愛奈姫と出会ってしまい、
今度は絶望を恨みに変えるのでした。

そしていよいよ西南戦争へ・・・
長すぎるので、続きます!