サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

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月いちリーディングに参加してきました!

先週、劇作家協会の月いちリーディングに参加してきました!

脚本のリーディングを行い、その後脚本家本人へ感想を伝えたり、質問をしたり、ゲストの脚本家、演出家からの批評を聞いたりする場です。

作品は高石佐和子さんの
『宙吊りの踵が降りる朝』

お若いのにうーん、と唸らせる作品。
面白かったです。
決められた規定の中での人生に慣れていくということを、新体操部というちょっと特殊な部活を舞台として話が進んでいきます。
五人の女子高生が中心なのですが、その彼女たちの群像劇にも感じました。
すっきり答えは出ないけれど、それでも面白く感じます。

リーディングされていた役者さんたちも、みなさん的確だった様に思います!!

批評では、ざっくり言うと練りきれていない(あれもこれも書いていて、本当に大切なものだけに絞れていない)とあり、
「ウニを取りに行ってない」(海の上から、ウニやサザエや綺麗なサンゴが見える。ただ、それを書いているだけなので、隣のサザエを捨ててもウニを採らないと。)という、鈴木裕美さんのお話が印象に残りました。
他に「傷を見せるのが子供の表現の、治った傷を見せてどうだったか、が大人の表現」
前田司郎さんの「貧乏でも(予算がなくても)信じられるのは俳優だけ」「モノローグだけでは本当にその人がどういう人物かわからない。会話や人との関わりでわかる」という話も面白かったです。

お二人とも、結局は自分が書きたいものを書けばいい、というのが、劇作家への愛があるなぁ....と思いました。

参加している人達も基本的に否定的な人達はおらず、傾聴しているなと感じました。
演劇が好きな人達の空間というのは、居心地がいいですね。


終わった後、有意義な時間を過ごせた嬉しさで、のぶさんの乾杯♪


ふふ、ピザで幸せ〜!


のぶさんと参加出来て良かったなー!
Nadianneのもう一人の劇作家、MOTOさんにも聞かせてあげたいお話が満載でした。

昼はちーちゃんの公演、夜は月いちリーディングと、インプットが出来た1日でした!