テアトルエコーさんで上演中の
『青い鳥たち、カゴから』を観てきました!
劇場、素敵です。
お話は未来の日本。
民主主義でなくなり、秩序が乱れてしまった社会になってしまった設定でした。
そこで政府に従順な人は「同胞集落」という施設に入り、
少しの労働で守られた生活が送れる…という世界。
同胞集落で集団生活をしている人々は
集落の中で安全な生活をしているものの、
集落の外には出られない、決められた人と結婚して自由な恋愛も出来ない、食事も配給という生活。
各集落のリーダーが、かつての活動家(反政府主義者)から選ばれがち(忠誠を誓わせる)、
というところが、なんかリアルにありそうだなと感じました。(あったら困るけど....)
と、なんだか設定は怖そうな世界ですが、冒頭からクスクス、ケラケラ笑わせてくれてすごい!
前半はけっこうほのぼの。
こういう設定だからなのか、日常のやりとりのちょっとしたズレや可笑しさが際立って、楽しませて貰いました。
途中ドキドキ、最後はハラハラ....といった展開。
役者さん達が全員はまり役!!
皆さん上手い〜怖さも面白さも抜群でした!
(矢野さん役の方のTシャツの柄、私が観た回はひげだるまのかわいいキャラだったのですが、狙っているに違いない!笑)
ネタバレだから具体的な内容は伏せておきますが、ラストには作・演出の土田さんの優しさを感じて、思わず私はホロッと、じんわり泣きました。
前回のMONOの公演同様、そして誰もいなくなっちゃう、のかしらと思っていたのですが、とても素敵な終わり方でした。
最近の土田さんの作品(小説含め)から感じるヒリヒリとした社会への危険信号みたいなものが根底にあるのに、こんなに観やすい演劇作品になっていることに、感動しながら劇場を後にしました。
劇場に入る前に、チョコレート屋さんがあったので、ソフトクリームを食べました。
濃厚で甘すぎず、めちゃめちゃ好みでした....!
Leonidasのアイスがあるなんて知らなかった〜!
テアトルエコーさんの劇場へ行かれる方はぜひ(笑)