サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

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月いちリーディング『ホーム』

先日、2018年度最後の月いちリーディングに、劇団Nadianneののぶさん、景山伸子作の『ホーム』を選んでいただき、
リーディングとブラッシュアップが行われました。
私達劇団員も、参加出来る人は参加してきましたよ!

始まる前に、腹ごしらえする私達(笑)

しかもがっつり肉!

ドキドキしながら、劇場へ.....


会場にはスタンバイ中の伸さんが。
伸さんの緊張はいかほどだろう、と思いながら
席に着きます。

リーディングは・・・
違うキャストで演技するとこんなにも違うんだ!と驚きでいっぱいでした。

私がやった役は、どちらかというと「女の子らしい」感じで演技していた記憶があるのですが、
今回演じた方は、すらっと長身で美女、そして声も低めでかっこよかったです!
他の方たちも、イメージと合っている人と「こういう解釈もありだなー!」と私たちがやっていた時と違う印象もあり、
そのために役の関係性が違って見えたりもして、
とっても面白かったです。

その後のディスカッションは
様々な意見が本当に面白かったです。
観客からもたくさんの意見が出たのが、とても良かったと思います。
良い意見も、マイナス面を指摘する意見も、とにかく議論を生む、という作品だったのは良かった点だったかと。
マイナス面を指摘する意見も、良くしようとして意見をくださっていて、本当にありがたかったです。
当時やっていた私たちでは気づけなかったものが多く「なるほど…」の連続でした。
また、『ホーム』はキャラクターごとのエピソードが多いのですが、それぞれが影響しあっていて削ることができない、という部分も理解して頂いたことも嬉しかったです。

特に印象に残ったのは、
思わぬところで、設定により誤解を生んでしまう(ミスリードしてしまう)部分に注意すべきところと、
また、演劇的表現で見せた方が効果的な部分があるところ、でした。
両方とも演出でもカバーできる部分もありますが、この2点は特に戯曲で気を付けた方がいいなと感じました。

終わった後は、飲み会に参加して、劇作家協会の方、演じられた女優さんたち、観客の方たちとお話しできて、これもまた、興味深かったです。

前回、月一リーディングに来た時も、横浜で演劇サロンに参加していた時も思ったのですが、
演劇好きの人たちが集まって演劇について熱心に話しているということって
それだけで何だかとても幸せに思ってしまいます…。
胸がいっぱいになってしまう。

今後の劇団のためにも、伸さんの劇作家としても、本当にやっていただけて良かったと思います。
伸さんがくじけずに応募したおかげです。

開催してくださった劇作家協会も、参加してくださった方々も、本当にありがとうございました!