螺旋階段さんの公演を拝見するのは、初めて。
チラシの印象から「怖い作品なのかな.....」と思っていました。
ところが、笑えて面白い作品でした！観に行って良かった！
二本立てのお芝居で『父の声が聞こえない』は、突然はひふへほでしか喋れなくなったお父さんと、その父と仲違いしていた息子を中心とした、家族の物語。
回想シーンの再現で、出て来てはいけない人が出てくるなどの、演劇的おふざけなどで笑わせつつ、喋られなくなった父がきっかけて、家族の関係が再度見つめ直されるお話でした。
無口なお父さんも、かわいいお母さんも、冷静で粋な叔母さんも、みんないいキャラしてたー！！
『妄想コピー』は、作家兄弟が、ヤクザの悪事を実名で小説にしてしまい、書き直しを迫られる話。
設定が上手すぎる！
笑えて笑えてそして
「俺をいい人に変えて書き直せ」
と迫るヤクザに
「いい人になっちゃったら、良さが出ない、面白くない」
と抵抗する作家。
書き直そうとすればするほどおかしな展開に.....。
「人生をやり直したい」
と言うヤクザに
「本当にやり直したいのか？」
と突きつける作家。
とても見応えのあるお話でした！
お仕事疲れた〜の金曜日夜に観るのにもぴったり(笑)でした！！
黒岩県知事も客席に。
お芝居、芸術振興これからもよろしくお願い致します！！
