サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

劇団HP https://nadianne.com/

『パーティーの後で』振り返り その3

振り返り、続きです!

受付に物販コーナーを受付さんたちが設置してくれました!
ありがたい!

(アニー、撮られているとわかっていてこの表情(笑)) 

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 受付女子たちと。ここに写っていない人たちも、皆様、お手伝い頂き、本当にありがとうございました!!

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ちょこっと小道具の紹介も。
右:みっちゃんが作ってくれたテキスト。
すごく本物っぽい~!!みんな同じなので、自分のものと判るように、名前を書いていました。

左:自作のテキスト。私だけ1シーン別のテキストが欲しかったので、みっちゃんの作り方を真似して作りました。(わかる人にはわかる?クロエとケリーが、アリシアの部屋で”お土産”を探している時に、エマが持っていたテキスト。アリシアが「忘れたから部屋に取りに行く」となり大変なことになったシーンです…)

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エマのスマホ

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こういう…若そうでかわいくて、ちょっと夏っぽさもあるというか(笑)そういうスマホケースにしたくて、作りました。よく見るとNadianne♡と書いてあるの見えますか?

このスマホは、チラシでも使われています。

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エマのスマホでみんなでセルフィー!

ちょこっと小道具、コーヒー。

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 エマとアリシアがショッピングに出かけて帰ってきた…というシーンで、これを持って登場していました。ちょっとでも外っぽさが出るようにと。ちゃんと氷(の偽物)が入っています。

写真は…こんなところかな?差し入れもたくさんいただき、どれも載せたいのですがきりがないので止めておきます!本当にありがとうございました!!

最後に…(長いよ!)

 

今回、3年ぶりの劇団公演で、本番までの物語やお芝居を作っていくことも、劇場入りしてからの準備も本番中も、「ああ、こ、こんな感じだったけ?!」と、やりながら多少アタフタしていたところがあったかと思います。
(受付関連でも私の説明が悪く、また私の作ったパンフは間違いが3か所もあったり…色々反省しております…。)

特に初日の…2場面くらいまでは、正直、相当アガっていて(苦笑)、自分でも何かおかしいことを自覚していたので、どうやったら役に集中できるか、途中まで本当に気持ちが落ち着いていない状態でした。
でも、それ以降は割と普通に…出来たかなと。

私が演じたエマ、という人物は、明るくムードメーカー的な女性でしたが、実は15歳から20歳までガンで入退院していたという過去の持ち主。
作・演出ののぶさんの想いもあり、この役を描いてくれたことの意味は理解出来るのですが、私自身は大病の経験はなく、彼女のバックグラウンドを理解するのは本当に難しいなと思っていました。以前『ホスピス』という舞台をした時に、がん患者に関する本は少し読んだのですが、今回は10代でガンを経験した方のブログを読んだりして、イメージを膨らませました。

あと、台湾の若者について書かれた本(学校制度や生活など)を読みました。これ、とってもわかりやすかったし面白かった!

それでも、エマのことをイメージするのがとても難しくて…
ただ劇場入りして、本番のときに、舞台袖から舞台を見ていて、強い照明が南国の太陽の様に感じられて。
「あーエマも、セブ島の太陽気持ちいいな、みんなと過ごす学校生活、楽しいなー!って思っているのかなー!」とイメージ出来て、その気持ちを大切にやろうって思いました。
純粋に英語の勉強が楽しくて、アリシアの事が大好きで、クロエをかっこいいと思っていて、ケリーと仲良くなりたくて、マイクとのおしゃべりが楽しくて、カーラを頼りにしてて、セブのショッピングが楽しいし、写真撮ったりSNSしたりが好きで…エマのセリフ通り「今を精一杯楽しむ」エマで居たいなと思っていました。
果たして上手くいったのかはわからないですが、そんな想いで4公演やりました。

余談ですが、ラスト、セブ島の学校と病院の一室、という設定に変更するために、上手側の部屋を病室に舞台転換していたのですが、場所が分かってもらえるかどうか不安でした。でも、みなさんに伝わった様で、安心しました!
ラスト、エマは台湾に戻っている設定で、本当は声だけの出演の予定だったのですが(録音する?マイクでしゃべる?など検討していました)稽古中に出ることに変わり、結果あれがベストだったなーと思います。

 

…あともう少し書きます。(長い)

 

2日目終了してから、でしょうか。音響さんと照明さんが終演後飲んでいたので、ちょっと顔出しに行きました。音響さんはNadianne旗揚げからずっと携わってくださっている方で(むしろこの方に頼り切っている我ら💦)照明さんは今回初めて携わってくださった方でした。
お二人から「Nadianneは公演後にお客さんと飲みに行ったりせずに、みんなで反省会とかしてまじめだよね」と言われました。
目から鱗!でした。
自分たちでは普通だと思っていたのですが、そういえば、ほかの劇団さんって結構公演後飲みに行っているなって思ったんです。
私たちは疲れてすぐ帰って寝て明日に備えたい!って思ってしまうのですが(もちろん千秋楽後の打ち上げはしますよ!)無論、飲みに行く劇団さん批判ではなく、むしろ飲みに行っている劇団さんはみんな体力あってすごい…!と思ってしまいます。
恐らく、公演後に反省会してすぐ帰るって、いい意味でまじめ、悪い意味で部活の延長的なノリなのかもしれません。自分たちは自分たちなりにやっているこの一生懸命スタイル(笑)の様なものが合っていて、スタッフのお二人にも「それがいいのでは」と言っていただけたので、それがNadianneらしさなのかな、と思ったりしました。
16年間やってきて、初めて気づかされた自分たちらしさ(笑)自分たちが良いと思う価値観は、これからも大切にしていきたいなと思います。


久しぶりの劇団公演にも関わらず、たくさんの方に観劇していただき、本当にありがとうございました。
来られずとも、応援、手伝いをしてくださった方々も、本当に感謝しております。

今後ともNadianneをよろしくお願いいたします!