読書が好きといいつつ昨年そんなに読んでないじゃないか!と思いますが、
読んだ記録を残しておこうと思います。
『女たちのシベリア抑留』小柳ちひろ
本屋さんの平積み買い本その①
そのタイトル通り、実は第二次大戦後に、シベリアに抑留されていた女性たちが居た、という歴史の事実を追いかけたルポ。とても興味深く一気に
『祝祭と予感』恩田陸
『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ。中でも奏のヴィオラの話が良く、泣いてしまった。
『熱源』川越宗一
本屋さんの平積み買い本その②サハリンのアイヌの一代記とロシアに反社会派(となってしまった)人物の物語。
日本とロシアに振り回され、怒涛の時代を駆け抜けた人々の話…。本当に、どうしてこんな目に合わなくてはいけないの?と思ってしまう…。
『流浪の月』凪良ゆう
本屋さんの平積み買い本その③
固定概念を覆される青年と少女の繊細な物語。うーん、面白い。
帯見てわかりますか?「お、賞とってんの?面白いってことだよね、よーし読もう!」って感じで、動機がとても大衆的なわたくしです♡
(特に本屋大賞には絶対の信頼感ある)
『アーモンド』ソン・ウォンビン
本屋さんの平積み買い本その④
脳の感情をつかさどる部分が機能していない少年の、衝撃的だがあっさりとした書き方で読みやすい。登場人物たちを応援したくなる。
『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んでから韓国小説はちょっと気になるジャンル。
2019年シーズンに優勝したマリノスの変革を解説してくれるノンフィクション。
また、マリノスのヒストリーにも触れ、ファンには胸アツな一冊!
『いかがなものか』群ようこ
現代批判エッセイって感じだった。
『神様からひとこと』萩原浩
本屋さんの平積み買い本その⑤
本屋さんで激押しだった作品。お客様相談室に左遷された男性の物語。
たくさんの小さなどんでん返しが楽しい。
友人に借りた本その①。福岡の秋月藩に生きた武士の物語。
出てくる登場人物全員の生き方に芯があり美しい。
『さわらびの譜』葉室麟
友人に借りた本その②。
泣いた…。江戸時代、弓の達者な男女の美しい物語…。
『楽園の烏』阿部智里
八咫烏シリーズの新章!相変わらずの読者を裏切る展開にこれぞ!と思う。
『かもめ食堂』群ようこ
「読んだことなかったっけ?」と思い買ってとっても面白く読んだ。記録を見たら…やはり読んでいた…2009年…新鮮に読めた。(読書記録を2005年からつけているので見返した…実家のどこかにあるはず(笑))
ヤマザキマリさんの破天荒?なお母さんのお話。こんな生き方もいいなと思った。近所が近い時代だったから成り立ったのかもしれないけれど、どうやっても子供は育つ!と提言してくれる(笑)
『損料屋喜八郎始末控え』山本一力
友人に借りた本その③。
賢い主人公が裏から問題を解決してくれる。
人間らしい他の登場人物たちも魅力的。
江戸時代の”札差”という職業を知れて興味深かった。
これは好き~!
『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう
人類が滅亡するとわかった後の人々の話。これは辛い。
とても面白いけれど、ちょっとトラウマ的というか…読んだその日の夜、人類が滅亡する夢を見ました(影響受けすぎ)。
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どれもそれぞれの意味で面白い本ばかりでしたが、お勧めは?と聞かれたら
『流浪の月』か『アーモンド』を推すと思います。
完全に普通に本屋さんと同意見。
個人的に好きだったのは『さわらびの譜』でした。とても好き。
時代物なのに主人公が女性なのが新鮮。
(『損料屋~』も好きだったな~)
私は小説が好きなのですが、1年に1冊くらいはビジネス書とか…社会派ノンフィクションとか…読んでおこうかなと思ってるんですよね…家族がそれ系をよく買うので、せっかく家にあるしと思って。
おととしまでは頑張ったんですけどね…。
昨年は途中までは読んで進まなくなって…って本が3冊くらい溜まってしまいました。
いつか続きを読もうかしら。
あと、高村光太郎の『智恵子抄』。昨年10月に安達太良山に登るので『智恵子抄』読みたいな…あれ、私持っていたはず?と本棚を見たらあったのでざっくり再読したんです。昔読んだ時よりしみじみ読むことが出来たような…と、思いました。
まあ、残念ながら安達太良山は土砂降りで景色を楽しめませんでしたが。
今年も色々な本に出会えるのを楽しみにしております♡