サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

劇団HP https://nadianne.com/

振り返れ2008! その2

※その2です。

【旅行】
2008年は沢山旅が出来ました。
まずは、GWに恒例の岡山。
星子先輩宅にお泊りさせて頂き、
岡山から電車で初の四国上陸!(駅に降り立っただけ(^^;))
そして憧れの尾道広島県)へ。
どこもかしこも物語が生まれそうな路地でした。

7月にはキタジマ初のビーチリゾート、グアムへ。
グアムは海も空も人も出来事もご飯も最高でした!
詳しくは、グアム旅行記にたっぷり書きました。

夏休みには、博多で公演するきりやんを追って(笑)
福岡へ。
これまた初めての九州上陸でした。
初シティホテル一人宿泊、一人屋台、人との出会い・・・など色々あって
1泊ながら非常に楽しかったです。
この旅も星子先輩と合流して、岡山へ。
閉演する前に、倉敷チボリ公園にいけて本当に良かった。
岡山はまだまだ観るところ満載です!
美星町カブトガニの博物館もまだ行ってないし・・・(笑)

そして、急遽決まった海外出張タイ。
良い経験をさせて貰いました。
どの旅も無事に楽しく帰って来られたのは、
同行してくれた人たちのおかげだと思います。
みなさま、本当にありがとうございました。

2009年はどんなところに旅に行けるかな。
そろそろ京都も行きたいし、
本格的に四国をめぐりたい。
またグアムも行きたい。
旅への夢は尽きません☆

【公演】
今年はお陰さまで、3公演に出演させて頂きました。
3月の『虹の手前』では
Nadianne初の、のぶさんが出演しない舞台で
(手伝っては貰いましたv)
みっちゃんと二人で協力して公演の準備をしたことで、
身に付いたものもあったのではないかと思います。
私はこの公演とホームを通して、
みっちゃんに物凄く演技面だけでなく、事務作業も頼れて、
助けてもらったと、一方的に絆を感じています(笑)
作品は、自分としては書きたかったものを書いてスッキリしたのですが、
自分の演技面で課題が残りました。
超早着替えや初めての横浜でのNadiane公演というところも
印象深いです。

7月の市民劇団ビオーラ『王女銃殺』。
以前から人物として憧れていた李香蘭
恐れ多くもやらせて頂きました。
実在の人物を演じるのは初めてだったし
歌手の役だったのでプレッシャーがありましたが、
相手役さんと演技するのがとても楽しかったです!

ただ、本番でセリフを間違ってしまい、
やっぱり演技面で後悔が残ってしまいました。

12月公演『ホーム』。
私、Nadianneで主役をやるのが・・・初めてでして・・・。
いや〜私主役は無理でしょ、みたいな不安が
前半はずっと付きまとっていたような気がします。
でも、私にこの役を書いてくれたのぶさんを信じて、
そしてのぶさんの脚本に答えたい、妥協せずに自分に自信を持ちたい、と思って練習しました。
始めは自分の役、というより、
自分の役を取り囲む人たちの気持ちが良くわからなくて、
もんもんとしていた所もありました。
練習を重ねるうちに、もう共演者みんなが「この役じゃなきゃありえない」と思えるようになってきて、
信頼してぶつかっていけるようになりました。

ある時稽古場で、
「悲しい」って思おう、思おう、と自分をコントロールしなくても、
悲しい、と素直に感じられたり、
幸せな気持ちになれた瞬間がありました。
そして、セリフを言いながら
涙がぽろぽろ出てきました。
こんなこと、初めて。
今まで稽古や本番で涙を流すなんて、過去に数えるほどしかなかったダメーな自分が
自然にその役の気持ちになれた瞬間でした。
でもそれは、私が台本読んで気持ちを作っただとか、そういうことではなくて。
台本はきちんとそれまでの気持ちが高ぶれる様になっているのです。
そこまでの高まりを、出演者皆で作って、
私が気持ちを込められる空気にしてくれたんだと思います。
それは「空気作ろうぜ!」としたのではなく、
皆が自分の役をしっかり生きて芝居を作っていった結果だったと思います。
だから、『ホーム』をやれてすごく幸せ。
役者という部分では後悔はありません。
(もちろん満足ではないですよ。)
真面目に書きすぎて、気持ちワルイよね、この文章(笑)。

※その3に続く。