サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

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なんなの〜(笑)

今日は昼間が暑かったので、夜も温かくて気持ちの良い風が吹いています。
夏の夜みたいでした。
私は夏の夜が好きです。
暑くて寝苦しいのは嫌だけど、
夏の夜の外は気持ちがいいです。
今日はなんだか夏の夜みたいで気持ちが高揚するな〜と思ったんですが、
この気持ちは子供の頃の印象が残っているのかなと、ふと思いました。
普段夜に外で遊ぶことが出来ない子供の頃、夏祭りの日だけは例外で、
浴衣を着て
しかも踊ったり外で食べたりできる遊びに出かけられるあの
わくわくした気持ち。いいですよね、夏祭り。
なんだが良い気持ちで職場から駅まで向かっていました。

すると…
向かい側から歩いてきたおじさまに
「すみません」
と声をかけられました。
「大阪から来て、東京の女の人は怖そうな人が多くて、良さそうな人がいて良かった!
これから千葉に帰るところなんですけど
恥かしいんですけど
ナンパと思われるのも嫌なので、普通に同僚が立ち話している風に話して貰えますか?」
いきなり口を挟む間もなく話しかけられて驚きましたが、私は道を尋ねられるのだと思い、心の中で「千葉ならまず地下鉄で…」と準備しながら
質問を待ちました。
会社周辺は観光客も出張者も多い所なので、私はよく道を尋ねられるのです。

彼は早口で喋り続けます。
「○○○心理学(聞き取れなかった)でいうと第一印象が大事で、あなたは真面目そうでね、私も真面目な人間で上場企業の管理職なんかやってるんですけど」
ん?どんだけ自分が怪しい奴だって思われたくないのって
ちょっと笑えます。
「それで東京の思い出に少しだけ…少しだけ…」
道案内なら任せろ!と思っていた私もさすがにおかしいと思い出し、思わず後退りしました。
「少しだけ話をしませんか?」
(^_^;)
なにそれ(笑)
東京の思い出って(笑)更に早口で話続けられて口が挟めない私はあまりに驚いて口をポカーンと開けてしまいました。
なんとか口を挟んで断れましたが、
断って背中を向けたのに
「この辺の店で食事とか…」
と更に言われました。あれだけさっきは周りを気にしてたのに(^_^;)
出張で東京に来て、一人でご飯を食べるのが寂しいから、
誰でもいいから声かけてみよ〜って感じだったんですかね。

周りは人通りもあったので危なくはないですが、
ぽけ〜っと歩かない方がいいなと
(しかもたまたま普段通らない道だった)
思いました。

世の中色んな人がいるのね〜…。