サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

劇団HP https://nadianne.com/

吸収。

今回のNadianne公演はHPを見ていただければわかるとおり、
1920年代のパリを舞台にしています。

キタジマは学生時代の超ゆる〜いゼミで
(本当にゆる過ぎた!卒業論文がなかった!)
少しばかり1920年代のパリについて知りました。

それから興味を持って本などで調べていて たまたまその時代のお芝居を観る機会も多く、
ちょっとずつ、知識を蓄えていました。

そして脚本を書くにあたりもう少し勉強して、
今回の作品になりました。

専門家の方からしたら知識が浅いですが、 キタジマが「脚本を書けるくらい知っていること」でした。

考えてみると、
私はそれ以外に脚本を書けるくらい知識があるものって・・・
ないかもしれません。
サッカーやミュージカルは大好きですが、最近のサッカー日本代表選手は全員言えないし、
マリノスの波戸君が最近まで今どこに所属しているのかすら知らなかったし・・・。
「きりやんのお披露目がスカピンだ!」と騒いだところで
「もともとファンの間では既に噂になっていた」とか知らなかったし・・・。
ミュージカル映画も大好きだけれど、
そんなに詳しくないかな・・・(アステア&ロジャース作品をいまだに1作も観てないって!どうなの?!)

もっと広くて深い、知識が欲しいです。
色々なところに興味はあるんですが、
追求心を満足させるのが早いんじゃないかと思うんですよね。
ある程度調べたら満足してしまうというか。
一昨年は中国の歴史を調べるのに興味を持っていましたが、
一番気になっていたところがすっきりしたらもういいかな・・・と思ってしまいました。
それがだめなんだ。
探求心の持続能力が欠けてるんですよ!

何を追及していったらいいかな・・・。
友人ユッキーに
「それ、(どうして好きなのか)良くわからない!」
と言わしめた
隠れた趣味、
”航空会社のアライアンスを知る”
のとか好きですけれど、
これを追求したところでお芝居には繋げられなそうですしねえ。。。

そうなんですよ、
なんでこんなことを書き始めたかというと、次にお芝居を書くとしたら、
専門的に書ける事がないな
って思ったことがきっかけなんですよ!(振り出しに戻る・・・)。

でもこんな事書くと・・・今後も脚本を書くつもり?とか
・・・えらそうですよね。
自分に執筆の才能がないことは分かっていますが、
「お芝居やりたいな、でも脚本がないな」
っていう時に、
書ける様になっていたらいいのにな・・・と思うのです。

「お芝居がやりたい」ありきなのか、
「伝えたい事がある」から脚本を書くのか、どちらの時が来ても作品を書けるといいのにね。

難しいよね。

やはりインプットなしのアウトプットは出来ない。
想像力も使えるけれど自分の中から出た物だけに頼ると
薄っぺらくなる。
いつか尽きる。
脚本も演技も。

吸収する時間はちゃんと作らなくちゃ、と思う今日この頃でありました。