サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

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歌の発表会・つづき

とみちゃんと写真を撮らせて貰いました♪
おおめかしとみちゃん!


とみちゃんは、
『私を泣かせてください(Lascia ch'io pianga)』

『マレキアーレ』
を歌われていました。
マレキアーレかっこよかった!
私には絶対回ってこない歌です〜〜。

たき姐さまとも♪
髪を切ってパーマをかけてかわゆいたき姐!

たき姐さまは
『歌のつばさに』

『スペインのセレナーデ』
を歌われていました。
この二曲目、とっても難しい曲!
よくこんなの唄えるな〜と思いながら聴いておりました。
終わり方もすっごくかっこいい一曲!

私はといいますと、
ミュージカルオペラ座の怪人より
『墓場にて(Withing you were somehow here again.)』

『Think of me』
を歌わせて頂きました。

二曲とも、ヒロイン・クリスティーヌが歌っている曲です。

二曲とも先生に選んで頂きました。
先生から
「『Think of me』合いそうじゃないですか?」
と言っていただいて、練習して
「せっかくだから、二曲ともオペラ座の怪人からにしましょう」
と、言って頂いたのでした。

オペラ座の怪人』は大好きなミュージカルなので
その中のナンバーを歌えるなんて、
幸せで一人で感動していました。

だけど!
実は私はクリスティーヌはあんまり好きじゃない(笑)
だって・・・
この『墓場にて』の歌。
ミュージカルの中では、クリスティーヌが一人、父の墓地で歌う歌なのです。
そして「もう一度会いたい」とか「お父様にさよならと言う勇気を下さい」みたいな事を歌うのです。
お父さんへの愛に溢れていてそれはいいとして・・・
問題は
「誰もが”クリスティーヌはファントムに攫われるかもしれない!”って心配している時に、
一人で墓地をうろつくな!」
なんですよ!!(笑)
そしてね、墓石から声がするわけですよ・・・
「クリスティーヌ」
って。
で、クリスティーヌは
「誰・・・?パパなの?!」
パパのわけあるか!!ファントムだわ!!!
観劇中、誰もが心で突っ込みを入れていると思います・・・。
そして案の定、攫われそうになるわけですよこの娘は。
そして恋人(ラウル)が助けに来るわけですよ、いいタイミングで。
まったく!(笑)

いや、わかってますよ・・・彼女は心が弱っていて・・・お父さんだと思っちゃったんですよ・・・
そして例えファントムだとしても彼女は怖くないんですよ・・・お父さんからの贈り物、歌の先生だから・・・
でも・・・振り回されている周りが・・・って、ミュージカルでそんなに現実的に考えなくても?笑

『Think of me』は
オペラ座の怪人の中では劇中歌として歌われる歌で、
クリスティーヌの心情を歌った物ではありません。
ですが
「私たちは別れを告げるけれど、私のこと、たまには思い出してね」
と繰り返し「Think of me」と歌う曲なんです。
いや・・・お互い・・・忘れようよ・・・別れるんだから・・・
どちらかと言えば忘れる努力をした方がいいよと・・・
最後にね
「約束してね、時々は、私のこと思い出してね」
と歌い上げるんですよ・・・しつこい女だ・・・(笑)
メロディは大好きなんですけど、ずっとそんなことを思ってました、私は!
いやね、こういう現実的な女って!(→私のこと)

もちろん!
発表会に向けてはそんなことを一切考えず、
まっすぐな気持ちで歌いました。
『墓場にて』は本当に思ったまま
『Think of me』はかわいらしく純真な気持ちで歌うようにがんばりました。
ミュージカルの曲と言うより、
一曲として通じる歌として歌えるように先生が指導してくださいました。
なんとか・・・決して上手くはないですが、形にはなったかな?(汗)です。

今年も無事に終わって良かったです!
長くなっちゃった・・・以上です!