サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

劇団HP https://nadianne.com/

ブログの移行、ちゃんとできてなかった件

こんにちはー北島です。

 

ちょっと前に気づいたんですけどね、

あれ、一部のブログの写真が表示されてないなーって。

 

ヤプログからはてなブログに移行する時に、記事は移行されたようなのですが、写真が約2000枚くらい移行エラーになっていた…

 

( ;∀;)

 

画像はすべてダウンロードしてあるので、ブログを編集しなおせばいいんですけど

2017年くらいから・・・抜けている様子。

 

つら。

バイトをやとってアップ作業してほしい(笑)

 

思い出残しのためにも、舞台関連と旅行の写真はリカバリーしていこうかなと思っています。さきほど、2019年6月の沖縄旅行の写真をアップしなおしました。

 

…道のりは長いです。

2019年に読んだ本

なんとなく、昨年読んだ本を、読んだ順に振り返ってみました。


読んだ本、観た劇、映画の記録はここ15年くらい?ずっとつけていて、本は読了したもののみ書いています。
興味のある方はお読みくださいー!

 

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1. ツバキ文具店  小川糸
本屋さんで見かけて、気になっていたので購入。
鎌倉の代筆屋さんのお話。
非常に好き。実際のお手紙の文面が載っているのも答え合わせの様で良かった。丁寧に生きてる感じがいい…

2. うつ病9段  先崎学
棋士先崎学さんのエッセイ。
3月のライオン』の将棋指導をされており、ある巻で解説がないな、お忙しいなと思っていたら、うつ病で療養されていたとのこと。
リアルな生活記でした。

3. キラキラ共和国 小川糸
ツバキ文具店の続編。再度文具店の世界に浸れる幸せ。
じんわり泣けます。
鎌倉散歩したくなる。

4. みかづき 森絵都
本屋さんで見かけて購入。
冬の旅行のお供に持っていった、親子三代“塾経営”の話。
まったくわからないジャンルの仕事でとても面白かった!

5. カエルの楽園 百田尚樹
父が貸してくれました。
メルヘンではなく、カエルの国をいつまでもアメリカに守ってもらえると思っている日本に例えた作品。
途中で比喩に気付き怖かった。

6. THE LAST GIRL ナディア・ムラド

「私を最後にするために 」という言葉が表紙に書いてありました。
ISに拉致された女性の話。住んでいた村がどういう風にISに襲撃されて、拉致されて、どんな風に被害にあって、どうやって逃げ延びたか。
同じ時代に生きて、これだけの目にあっている人がいるなんて…
辛いがこれを書いた勇気に。

7. 三島屋変調百物語四之続 三鬼 宮部みゆき
司書さんであるぴぃちゃんに勧められて読み始めたシリーズ。
この4巻目も非常に読み応えがあった!

タイトルにもなっている「三鬼」も相当でしたが「迷いの旅籠」がもう恐ろしくて、でも不思議な感動がありました。

8. 三島屋変調百物語伍之続 あやかし草紙 宮部みゆき
これは「開けずの間」がもう本当に震える怖さ。
私自身が子供の頃、幽霊が怖いと言ったら母が「一番怖いのは人間だよ」って言ったのを忘れられず覚えているのですが、それを痛烈に思い出しました。
きちんとちょっとハッピーエンド?になるお話も含まれているし、本の最後には主人公おちかへの意外な展開もあり、重い気持ちで読み終えるってことではないのですが、とにかく「開けずの間」の印象が強すぎる…。

9. 発現  阿部智里

八咫烏シリーズ”の阿部智里さんの新作ということで購入。
三島屋を続けて読んでちょっとホラーから離れたかったのになぜかこの「発現」もめちゃめちゃ怖かったです。ホラー…というわけではないのかもしれないけど。謎が解けるまでとても怖かった…。


10. ノースライト  横山秀夫
秀夫ファン待望の長編新作!
とても面白かったです。建築家が主人公で、とある家族に頼まれて建てた家が実際には誰も住んでいない…というミステリー。ブルーノ・タウトさんのことも本書で知りましたし、途中の胸が熱くなる展開も流石でした。


11. アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない、生きることに…メンタル編  甘木サカヱ
ツイッターで人気の「よく眠りたまに色々考える主婦」さんの初の紙書籍。
面白いエッセイでした!(ネット連載してた二世帯住宅の話もいつか紙で続き読みたい…)


12. 蜜蜂と遠雷 上  恩田陸
ピアノのコンテストの話とのことで、どんな話かと思っていたけれど
あまりにも本屋さんで推されていたので、文庫化を機に購入。
登場人物たちが魅力的で、コンテスト会場の熱や汗が伝わってくるような臨場感!

13. 蜜蜂と遠雷 下  恩田陸
非常に面白かったです!!
ええ、泣きました。

14. 絵物語 古事記  富安陽子

これまでも何度か挑戦して挫折した古事記。イラスト入りの優しそうな本だったので、読んでみました。非常にわかりやすく、面白く読めました。
途中何度か爆笑したんですが(笑)
神話、無茶苦茶だわ、展開が!


15. 82年生まれ、キム・ジヨン  チョ・ナムジュ
韓国で非常に話題になったと聞き、購入。
韓国の(ちょっと前の)事情がわかりとても興味深かったです。
作品に出てくる男女差別の話を職場の韓国人の人にさらっと聞いたら「そんなことないです」と言われてしまったので、地域性とか時代があるのかな?
これは読んでよかった作品。


16. マイストーリー  ミシェル・オバマ
オバマ元大統領の夫人であり、自身も様々な社会貢献活動をされているミシェルさんの自伝。
オバマさんが登場してから大統領になるまでの話も面白かったですが(選挙活動の裏側とか)黒人差別を感じつつも、学業で優秀な成績を収め、弁護士や州の職員などで活躍された、ミシェルさんの人生が素晴らしく、かっこ良いです。
健康に生きるためにアメリカの食を変えたい、と子供たちに食育する姿も納得。


17. 台湾の若者を知りたい  水野俊平
Nadianne公演で台湾人役をやるに当たり、読んだ本。
台湾の高校生などまさに若者の今がわかり、興味深かったです。
ジュニア新書だったので、読みやすかった。
高校生の朝、晩が外食が多かったり、ごはんは必ず温かい状態で食べるとか(冷ごはんは食べない)食事情も面白かった。
「日本人ははっきり断らない。行けるかも?と返事をして直前でいけないとか、嫌ならはっきり言ってほしい。」等、はっきり自分の意見を伝える台湾人とそうでない日本人との違いも。


18. 三島屋変調百物語六之続 黒武御神火御殿 宮部みゆき
三島屋読み過ぎな年ですが、発巻されたのだから仕方がないよね(笑)
仕方がないというか、続刊がありがたい。
ちょうど2019年に伊豆大島に行っていたので「黒武御神火御殿」はなんだかタイムリーに感じてしまった。「泣きぼくろ」が私としてはダントツ怖かったです…面白いんですけどね!

19. 父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 ヤニス・バルファキス
本屋さんで気になっていたら、家にあったので(笑)読んでみた本。経済学者のヤニスさんが、娘に語るようにとても優しく経済の仕組みの話をしてくれる本。

特になぜ市場社会が生まれたのか、機械、工場の登場や具体的事例に基づくお金が回る仕組みなど、分かりやすく読みやすかった。

娘っていくつぐらい設定かしら。おそらくティーンエイジャー設定ではないかと思われるので、そのくらい向けに書いて貰って、やっと私が読めるレベルなのか。我の知能レベルよ! 


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 辛いけれど読んでよかったのは「THE LAST GIRL」ですかね…読んでから、IS関連のニュースの受け止め方も変わりました。


万人にオススメなのは「蜜蜂と遠雷」ですが私がお勧めなんてしなくても直木賞&本屋大賞ですからね。

割とメジャーな小説ばかり読んだ2019年でした!


今年も様々な本に出会って、色々な世界を楽しみたいなと思います。


みなさまもマイベスト昨年の一冊や、最近のお勧めなどあったら、教えてくださーい!

Nadianne 2020始動しました。

こんにちは、キタジマですー

 

日劇団Nadianne第18回公演『朗読劇 星のサロン』のチラシ用写真撮影が行われました!

役にふさわしい鬘や衣装探しに苦労しましたが、何とか撮影までこぎつけることが出来ました。

撮影はとあるお店で行われたのですが、
撮影スタジオではないため、自然光が入るし、スペースも広くはないしで、またも撮影して頂いたnyahonyahoさんにご苦労をおかけすることになりました。
しかし、すぐに「こういう雰囲気のものが撮りたい!」というイメージをつかんで頂き、スムーズに撮影することが出来ました。
nyahonyahoさん、本当にありがとうございます!

プロフィール用写真も撮っていただきました。

 

こんな感じです!

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公演用の写真も近日中に公開できると思いますので、お楽しみにして頂けると嬉しいです!

 

撮影の1週間後、初稽古も行われました。

私と舘石ちーちゃんは、高城みっちゃんのおうちに伺い、
奈良ののぶさん(景山)とテレビ電話で繋いで、稽古を行いました。

今回は…大変久しぶりに私が演出をさせてもらうので、色々と試しながらですが、朗読劇としての見せ方を考えながら稽古していきたいと思います。

久々に全編を声に出して読むと、本当に懐かしさでいっぱいになりました。
初演の際と配役も違うため、まだ手探りの状態ですが、徐々に今回なりのキャラクターになっていくのではないかな、と思っています。

 

やー、普通の感想ですがお芝居って楽しい。

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Tabloid Revue『rumor~オルレアンの噂~』を観てきた!

2020年初観劇、赤坂のRED THEATERで『rumor~オルレアンの噂~』を観てきました。

演出家の荻田浩一さん(オギー)が彩乃かなみさん、宇月颯さん(としくん)と一緒にレビューを作ると聞いた時から、
「えっ観た過ぎる…」と思っていたのですが、日程的に迷った挙句、当日引換券(事前に買える当日券で、席はどこになるかはわからない、みたいなチケット)で観に行ってきました。

オギー…大好きなんです。宝塚自体の作品はほとんど拝見していますが、特に『ソロモンの指輪』『バビロン』は何度ビデオ(ビデオかい)を観たかわからない。オギーの作る世界がとても好きで、久しぶりの「レビュー」ということで、とても期待して劇場へ向かいました。


会場で貰える鏡。素敵。

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舞台はブティックの装置で下手に大きな試着室があり、上手奥はピアノ演奏の方が一人いらっしゃいます(というのが途中でわかる)。

「ブティックの試着室で人が消える」という噂(1969年のフランス・オルレアンで実際に起きた噂。もちろん事実ではない)から着想された歌とダンスと少しのセリフで構成された舞台。

初めはかなみちゃんが♪私のブティック~と歌い、お客さんのとしくんが出てくる。
もう、かなみちゃんの圧倒的さ。
なんていうのか、美しさ、歌のうまさはもちろんのこと、惹きつけさ?圧倒的な輝きというか、ギラギラした強いものではなくて、劇場全体を包み込むような優しい光を放っている感じがしました。
宝塚時代、何度も何度も見てきたかなみちゃんのいや増す輝きに、冒頭から感動してしまいました。

そして、とにかくとしくんが動いてる…舞台で踊っている…とかそれだけでもものすごく感動して、「きゃわ~!(冒頭でかぶってたベレー帽もお似合い~!)」となっていたら、となりの席のお姉さまも口元を手で抑えて感動されていて「(わかる…わかるよ!感動するよね!)」と思わず心で話しかけてしまいました。

 

まずい、この観劇記、この調子で読んでくれる人いるかな?(笑)

 

このプロローグの様なシーンが終わったあとは、ブティックの洋服を飾っていた棚をひっくり返し、壁にして、そこからは、怒涛の歌とダンスの連続。

噂なんて…でもみんな噂好きだよね?みたいな歌から様々な歌、ダンス、ソロ、全員でのダンス、デュエット、メインの出演者は5名で、2名がゲストなのですが、次々変わるシーンを楽しみました。

途中、昭和歌謡みたいなシーンや”AKASAKA歌合戦”など遊びもありました。
としくんはまさかのセーラー服で登場し客席をざわつかせ(笑)「セーラー服と機関銃」を歌い貴重なものを観た体験でした(でもすごく上手いし合ってた!)。

男性陣の中では歌手メイン?だった石川新太さんは、歌もダンスもうまい、そして佇まいもなんだかこなれて居るというか、とっても素敵なんですが、さらにヨーヨーをしたりギターもベースもやって、なんでも出来る方すぎて驚きでした。
歌姫かなみちゃんに負けない堂々とした石川さんがすごい…

かなみちゃんはどのシーンも本当に「歌姫ミホコ様」。それでダンスもバリバリ踊られるんですから、素晴らしかったです。久しぶりに聴いたニケの歌(『A-"R"ex-』より)が懐かしくて…かなみちゃんの持ち味(だと私が勝手に思っている)包容力のある娘役感が出ている歌で、本当にお似合いだなと改めて思いました。「私がそばにいてあげる」という歌詞への納得性。途中でボブヘアからロングヘアへ髪型を変えらえるかなみちゃんのこだわりにも流石!やっぱり好き!

としくんは、久しぶりにバリバリに踊られる姿に見惚れて、女性らしい歌にも聞きほれて、というかもう、居てくださっているだけで尊い…ってなっているファン心理ですよ。(大丈夫?置き去りブログすぎるよ)
全体的にショースター宇月颯大活躍で最高に楽しかったのですが、途中、豪華な緑のドレスで出てきたとしくんが歌いだし…
これは全宇月颯ファンが泣いちゃう『Baddy』のデュエットダンス時の影ソロ曲。
私は途中で気づいて「ひ、ひえ~!!」となりました。心理的には椅子から転げ落ちてた。ここで出てくるとは思わなくて、完全に油断していました。いいもん見せていただいた…オギーに感謝しかないです。
としくんと中川賢さんと身長的にもお似合いで、お二人でのダンスがとても好きでした。
大野幸人さんのソロダンスのシーンがすごすぎて、私の様なダンスの素人が見ても圧巻の身体能力…印象的でした!

久しぶりに拝見したゲストの月影瞳さんは相変わらずお美しく、男役やっていたのでは思えるくらいかっこいい小野妃香里さんも、素敵でした!

 

さて。
ショーシーンが終わり、舞台は再びブティックへ戻ります。
正直、すっかりショーを楽しんでブティック忘れてた。あ、ブティックに戻して終わるんだなーもうすぐ終演なのね、くらいの感覚でした。

ところが、もう1ストーリーあった…。


彼氏と一緒にブティックにやってくるとしくん。
おもてなしするかなみちゃん。しかし彼氏はかなみちゃんに惹かれてしまい、後日一人でブティックを訪ねてくる。
初めは戸惑うも二人は恋人同士に。彼氏と別れ傷心のとしくん、それに気づいてしまう。
そしてブティックに関する噂が街に流れる。
あのブティックの試着室で若い女性が消えるらしい、
なぜ?
売り飛ばされているらしい
えー?
といった録音された声。
どうして?本当?
という問いに対してとしくんの口から
「だってあの店の店主はユダヤ人だもの。」
静まり返る舞台。
始まる店への嫌がらせ、投石、かなみちゃんは恋人に守られ、逃げていきます。(といった様な描写)

頭から冷たい水をかけられたような、しんと気持ちが冷えるような。
まさかこんな展開が待っているとは思わず。

噂が生む悲劇。
現代に、今の日本にオギーが投げかけるこのレビュー。

頭と心がいっぱいになりながら、劇場を後にしました。
年明け一発目、本当に良い舞台を観られました。

パンフレット買って帰りました。
シックで素敵。

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2020あけました!

明けましておめでございます。
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2019年も大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

新しくはてなブログに移籍して、まだ不慣れな部分もありますが、
今後も少しずつ更新していこうと思います。
ので!たまにブログにも遊びにいらしてください~♪

NadianneのHPで、2020年の活動の予定も発表になりました。
劇団Nadianne » 2020年、劇団Nadianneの活動発表!
久しぶりの『星のサロン』リーディング公演での上演です。
MOTOさんの新作ボイスドラマも楽しみ!

さて、お正月の写真を少し。
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簡単に、自分の食べたいものだけ作ることにしています。
黒豆は買いました。
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焼き豚は母作。おいしい~!

今年、乾燥三つ葉にしてみたのですが、風味がやはり生のほうがいいですね!
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夕飯、おせちを盛りつけなおし。
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お正月なので限定ビール!
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翌、2日はおもち食べまくりです。
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叔父さんの作ったお餅と黒豆きな粉です。とっても美味しいです!

美味しい想いをたくさんして、のんびりとした1日、2日を過ごしました。

今年も皆様、健康で楽しい毎日でありますように。。。

『パーティーの後で』振り返り その3

振り返り、続きです!

受付に物販コーナーを受付さんたちが設置してくれました!
ありがたい!

(アニー、撮られているとわかっていてこの表情(笑)) 

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 受付女子たちと。ここに写っていない人たちも、皆様、お手伝い頂き、本当にありがとうございました!!

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ちょこっと小道具の紹介も。
右:みっちゃんが作ってくれたテキスト。
すごく本物っぽい~!!みんな同じなので、自分のものと判るように、名前を書いていました。

左:自作のテキスト。私だけ1シーン別のテキストが欲しかったので、みっちゃんの作り方を真似して作りました。(わかる人にはわかる?クロエとケリーが、アリシアの部屋で”お土産”を探している時に、エマが持っていたテキスト。アリシアが「忘れたから部屋に取りに行く」となり大変なことになったシーンです…)

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エマのスマホ

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こういう…若そうでかわいくて、ちょっと夏っぽさもあるというか(笑)そういうスマホケースにしたくて、作りました。よく見るとNadianne♡と書いてあるの見えますか?

このスマホは、チラシでも使われています。

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エマのスマホでみんなでセルフィー!

ちょこっと小道具、コーヒー。

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 エマとアリシアがショッピングに出かけて帰ってきた…というシーンで、これを持って登場していました。ちょっとでも外っぽさが出るようにと。ちゃんと氷(の偽物)が入っています。

写真は…こんなところかな?差し入れもたくさんいただき、どれも載せたいのですがきりがないので止めておきます!本当にありがとうございました!!

最後に…(長いよ!)

 

今回、3年ぶりの劇団公演で、本番までの物語やお芝居を作っていくことも、劇場入りしてからの準備も本番中も、「ああ、こ、こんな感じだったけ?!」と、やりながら多少アタフタしていたところがあったかと思います。
(受付関連でも私の説明が悪く、また私の作ったパンフは間違いが3か所もあったり…色々反省しております…。)

特に初日の…2場面くらいまでは、正直、相当アガっていて(苦笑)、自分でも何かおかしいことを自覚していたので、どうやったら役に集中できるか、途中まで本当に気持ちが落ち着いていない状態でした。
でも、それ以降は割と普通に…出来たかなと。

私が演じたエマ、という人物は、明るくムードメーカー的な女性でしたが、実は15歳から20歳までガンで入退院していたという過去の持ち主。
作・演出ののぶさんの想いもあり、この役を描いてくれたことの意味は理解出来るのですが、私自身は大病の経験はなく、彼女のバックグラウンドを理解するのは本当に難しいなと思っていました。以前『ホスピス』という舞台をした時に、がん患者に関する本は少し読んだのですが、今回は10代でガンを経験した方のブログを読んだりして、イメージを膨らませました。

あと、台湾の若者について書かれた本(学校制度や生活など)を読みました。これ、とってもわかりやすかったし面白かった!

それでも、エマのことをイメージするのがとても難しくて…
ただ劇場入りして、本番のときに、舞台袖から舞台を見ていて、強い照明が南国の太陽の様に感じられて。
「あーエマも、セブ島の太陽気持ちいいな、みんなと過ごす学校生活、楽しいなー!って思っているのかなー!」とイメージ出来て、その気持ちを大切にやろうって思いました。
純粋に英語の勉強が楽しくて、アリシアの事が大好きで、クロエをかっこいいと思っていて、ケリーと仲良くなりたくて、マイクとのおしゃべりが楽しくて、カーラを頼りにしてて、セブのショッピングが楽しいし、写真撮ったりSNSしたりが好きで…エマのセリフ通り「今を精一杯楽しむ」エマで居たいなと思っていました。
果たして上手くいったのかはわからないですが、そんな想いで4公演やりました。

余談ですが、ラスト、セブ島の学校と病院の一室、という設定に変更するために、上手側の部屋を病室に舞台転換していたのですが、場所が分かってもらえるかどうか不安でした。でも、みなさんに伝わった様で、安心しました!
ラスト、エマは台湾に戻っている設定で、本当は声だけの出演の予定だったのですが(録音する?マイクでしゃべる?など検討していました)稽古中に出ることに変わり、結果あれがベストだったなーと思います。

 

…あともう少し書きます。(長い)

 

2日目終了してから、でしょうか。音響さんと照明さんが終演後飲んでいたので、ちょっと顔出しに行きました。音響さんはNadianne旗揚げからずっと携わってくださっている方で(むしろこの方に頼り切っている我ら💦)照明さんは今回初めて携わってくださった方でした。
お二人から「Nadianneは公演後にお客さんと飲みに行ったりせずに、みんなで反省会とかしてまじめだよね」と言われました。
目から鱗!でした。
自分たちでは普通だと思っていたのですが、そういえば、ほかの劇団さんって結構公演後飲みに行っているなって思ったんです。
私たちは疲れてすぐ帰って寝て明日に備えたい!って思ってしまうのですが(もちろん千秋楽後の打ち上げはしますよ!)無論、飲みに行く劇団さん批判ではなく、むしろ飲みに行っている劇団さんはみんな体力あってすごい…!と思ってしまいます。
恐らく、公演後に反省会してすぐ帰るって、いい意味でまじめ、悪い意味で部活の延長的なノリなのかもしれません。自分たちは自分たちなりにやっているこの一生懸命スタイル(笑)の様なものが合っていて、スタッフのお二人にも「それがいいのでは」と言っていただけたので、それがNadianneらしさなのかな、と思ったりしました。
16年間やってきて、初めて気づかされた自分たちらしさ(笑)自分たちが良いと思う価値観は、これからも大切にしていきたいなと思います。


久しぶりの劇団公演にも関わらず、たくさんの方に観劇していただき、本当にありがとうございました。
来られずとも、応援、手伝いをしてくださった方々も、本当に感謝しております。

今後ともNadianneをよろしくお願いいたします!