サマービューティ便り

劇団Nadianneの主宰・役者の北島夏美のブログです。 お芝居のこと、日常のことを書いています。 劇団HPにもぜひ遊びにいらして下さい。

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楽園バリ島の旅 3日目(2)

遺跡「ゴア・ガジャ」を後にした私達。
美しい田園の風景を見ながらお茶をした後、
ウブドの街を散策することにしました。

ウブドの街は古いお寺と芸術とお買い物で有名です。

ちょっとかわいい民家。


が、
私達の印象は、うーん、落ち着かなかったですね。
何故かというと、とにかく人が多いんです。
うるさすぎる時の浅草!みたいな。。。

そして道が狭いのに車通りが多く
ちょっと危ないかんじ。

更に、道路の脇に下水道があって、
(日本でイメージするなら、ちょっと狭いどぶ川)
その上に石が敷かれてあって、歩道になっているのですが、
所々道路が壊れていて、
歩いているだけなのにいつ下水道に落ちてしまうか分からない恐怖(苦笑)

更に市場に行けばなんかすごい匂い(多分お香?)で
値札がついていない様々なお土産が
ドン・キホーテよりぎゅうぎゅうに並んでいます。

私はそんなめずらしい光景がキライではないので、
見ていてイヤではなかったのですが(落ち着かないけど)
画伯はとにかく匂いがダメだった様で、早々と市場から離れました。

でも、ここの街は一番バリっぽいのかなーなんて思ったりしました。

観光名所(?)の王宮へ。

バリでは王政は廃止されていますが、
王族の名残があるそうで、
今でも各地域に王様が残っています。
今では税金徴収や政治への関与等の権利はありませんが、
王様の子孫が王様を継ぐらしく、
お金持ちなので尊敬されているとか・・・。

この地域の王様はホテル王の上、
現在は選挙で選ばれた県知事なのだそうです。

王様で県知事?ってちょっと不思議。。。

さて、そんな王宮ですが、
普通に一般公開されています。

そして、今だけ、特別な飾りつけがされています!
どーん!


で、でっかい牛!!

そして、なぞの・・・滑り台的なもの?

全部竹で出来てます!スゴイ!

後から聞いたガイドさんの説明によると、
王様のお母様が亡くなり、
8月に火葬式があるらしく、その準備をしているんだそうです。
王様のお母さんなので、かなりお金を掛けて、飾り立てるようです。

この滑り台的なものに棺を乗せて上まで運び、
棺を牛に入れて・・・・
牛ごと、火葬するそうです!
す、スケールでかい!!
さすが王様母ですね。。。

バリでは、火葬が大事なことらしいです。
火葬式をするとその人の魂が「先祖の仲間入り」をして、
その後は家の祠?みたいな、お祈りをする場所に宿るので
火葬後の骨は埋葬せず、海に撒くそうです。
「体はただの入れ物。」
という考えだそう。
なので、お参りは自分の家の祠みたいな場所で頻繁にお祈りするそうです。
1日に一回はお祈りをするみたい。

それから、街でも車の中でも、いたるところにお供えが置いてあるんですよ。

牛の土台、作成中をパシャリ。


暗くてよく見えませんが、
おじさまたちが、紙を切ったり折ったり、ひたすら工作のようなことをしています。

画伯が「大人が図工みたいなことしてるのって、なんか不思議・・・」と。
そうだね!

同じポーズ。わるふざけ〜

この、黒と白のチェクの布は良く見かけました。
黒は力、白は守りを表しているそうで、仏像や巨木などに巻かれています。

置いてあった飾りで・・・またもわるふざけ〜

これ、完成してとりあえずここ置いとこ、みたいな感じでした。

その後はかわいい個人店を見て、お買い物(私はお土産を結構購入!)して、
街を離れました。
ちなみに、ちゃんと店番をしているお店はあまり居ませんでした・(笑)

クタ(繁華街)に戻り、空腹の私達は、
まず次の目的のスミニャックという街へ行ってから
食事をすることに。

タクシーの運転手さんに、スミニャックインドネシア料理屋さんの話をすると
「それなら近くでおすすめのお店があるよ。観光客はみんな美味しいって言うよ!
インドネシア料理も中華料理もなんでもカバーできるよ!」
とのこと。

じゃあ・・・行ってみますか・・・
と行ってみると・・・

まるっきり中華料理屋じゃん!

でもとりあえず、インドネシア料理であるナシゴレン、ミーゴレンを注文してみました。

そして。。。
お、おいしい!!
めっちゃおいしい〜〜〜!!(感動)
味付けばっちり!そして具沢山で野菜も魚介もいっぱいで美味しい!
注文してみた中国茶もおいしくてホッとする〜
しかも、3人でたらふく食べて1500円でした!

タクシーのおじさん、あーりーがーとーー!!

おじさんからも日本への気遣いの言葉がありました。
「シンサイのニュースを見たとき、みんな泣いたよ。だって、インドネシアと日本は強いつながりがあるからね。
見てよ、日本車ばっかりでしょ。」
そのあと(私が助手席に座っていたので)2人でスマトラ地震の話や、
私達はダメージを受けなかった場所に住んでるから、普通の生活をしなきゃと思ってるんだ、
という様な話をしました。
が、
どこまで伝わったか分かりません。
私の英語もですが、おじさんの英語もかなり怪しかったです(苦笑)

そんなしんみりした話をしたおじさんだったのに
「ほら、この通りのちょっと前のところ、数年前にテロがあったところだよ。
爆発、ボンってね!あっはは!」
いや、笑えないよ!

長くなってしまったので、つづく!